肉を切らせて骨を守る

どうひっくり返っても期限までに仕事が終わらない状況に陥った。反省すべきことは多々あるが、今はそれらを全て置いておく。問題はここからどうやって状況を切り抜けるかであって、如何に被害を最小限に抑えるかを考えねばならん。

こういう時に思い浮かぶ言葉が「出口戦略」とか「サンクコスト」とかなのだけれど、そんな普段使わない身についてない言葉を使うより、もっと生っぽい言葉を使っていきたいと思う。例えば、「肉を切らせて骨を守る」みたいな。いや、これじゃ語感的に生っぽいってだけだし、単なる擦り傷や切り傷をカッコつけてる風に言ってるだけで、結局カッコもついてないので、生っぽいというより生焼けというか胸焼けするだけよな。そういうことではない。

しかし、肉を切らせてるつもりで、その実骨を溶かしてるみたいな状況もよくあるよな、と思わないでもない。「仕事が終わらない、どうしよう、とりあえず徹夜だ」と言った感じに無理な働き方をすることもあるが、これはまさに肉を切ってるつもりで骨を溶かしてるみたいな、さらに言えば骨が保護しているはずの内臓を腐らせているみたいな、本末転倒というか主客転倒というか、なにか致命的な錯誤、エラーの賜物じゃないか、と思わざるを得なかったりする。だってさ、あんなに最低な人生を感じることってそうそう無いぜ? おかしくない?

期限を超えてしまったり約束を破ってしまうことって、およそ社会の中では許されない(ことにされている)けれど、それって骨溶かし内蔵腐らせてまで守る価値があるものですか? そこまで真面目に几帳面に生きるくらいなら、口八丁に詭弁を弄して詐欺師のごとく納期を伸ばした方が平和で優しい世界に繋がると思いませんか?

なんて、まあこれ自体屁理屈もいいところなんだけど、とりあえず筆者は骨を守るために牛乳をいっぱい飲み、内蔵を守るためにいつもよりもむしろ早くに就寝して、期限の本日特に詭弁を弄することも無くしれっと電話で3日ほど期限を伸ばしてもらい、気が楽になってのんべんだらりとこうしてブログを書いている。

いや、骨と内臓以外を全て犠牲にしてるじゃん!と思わないでもないけど、徹夜したところで最低なパフォーマンスを発揮して全てを犠牲にする可能性もあったわけなので、まあまあ良いんじゃなかろうか。良いと思いたい。思い込みたい。信用?信頼? 思い出したくない言葉だな、まあ所詮″さんくこすと″ってやつよ、″でぐちせんりゃく″的には無視してもいんじゃね。

よくねえよ。アホかよ。

もし社会が肉も骨もない内蔵むき出しの化物の巣窟だったなら、どんな傷でも致命傷だね。犠牲にできるものが内蔵しかない、そんな世界でないことを祈ります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました